英語力とチャレンジ力

中学生向けキャンプを主催していて一番頂く質問は英語に関してです。

・キャンプ中は英語のみで生活するのでしょうか?

・うちの息子は留学経験がないのですが参加可能ですか?

このような質問をたくさんいただきますが、基本的には何か母国語が1つでも話せるお子さんはどなたでもご参加いただけます。

言語に関して、インターナショナルキャンプ中は全て英語で進められます。というのも、ISAKの高校生は日本語がほとんど喋れないからです。基本的にISAKの生徒は英語を日常生活や授業で使用しています。ほとんどの生徒が母国語(フランス語やスペイン語) + 英語を話しますが、沢山の国から生徒が来ているので、必然的に公用語は英語となります。

キャンプ中のルール

 

そのような環境に中学生がいち早く馴染むために、キャンプ中のルールがあります。

  1. 公用スペース(食堂やロビー)では英語のみ使用
  2. 公用スペースでの携帯電話使用は禁止
  3. 食事中は最低1ISAKの生徒に中学生から質問すること

英語限定にしてあるのは、日本人同士だとどうしても日本語で会話が始まってしまい、ISAKの生徒と参加する中学生とのコミュニケーションがなくなってしまうからです。必ず1回質問をするルールはコミュニケーションを発生させるアシストをしています。

携帯電話使用禁止に関しては説明する必要はないですね。

英語力より大切なもの

 

ちなみに、一番必要な能力は実は英語力ではありません。

知らない人と積極的にコミュニケーションを取ろうとする能力です。

日本人のメンタリティとして染み付いているのか、知らない人に話しかけるのは日本語でも躊躇してしまいます。ましてや英語でそれをやれと言うと、高い2大ハードルを越えなければいけません。

  1. 他人に話しかける勇気
  2. 英語を話す勇気

この2大ハードルは言い換えるとこのような心理になります。

  1. 変な英語を話してバカにされて傷付きたくない
  2. 他人に話しかけて微妙な空気になって傷付きたくない

このリスクを冒したくない!と思うとどうしても黙り込んでしまうようです。

 

他人に話しかける勇気

 

参加した中学生の様子を見ていると、英検1級を持っているのに全然他人に話しかけない生徒もいれば、単語の羅列だけでチャレンジしている生徒がいたり、日本語を話すと饒舌なのに英語の時は黙り込んでしまう生徒がいます。

日本では静かに喋らない人に対しての評価は寡黙なタイプと分類され、あまりデメリットになりません。しかし海外に目を向けてみると、特にインターナショナルキャンプのようなたくさん人が集まる場において他人と積極的にコミュニケーションを取らないと言うのは、コミュニケーションを取る能力がないと見なされ低評価を受けることになります。場合によっては変人扱いされて嫌われる場合もあります。

日本以外に目を向けると特に白人社会では幼少期から他人と円滑にコミュニケーションを取るトレーニングを相当積んでいるようです。

皆さんは海外の学生と接したときに、なんて大人っぽいんだと思ったことがあると思いますが、その理由の一つはこのコミュニケーション能力の違いがあります。

当キャンプでは、参加する中学生からみるとわずか1~2歳先輩のISAKの生徒たちが、なんでこんなに堂々としているのかと刺激を受けると思います。

 

会話には型がある

 

コミュニケーションにはある程度「型」があり、笑顔で返すことや話を否定しないなどのコツを覚えてしまえばあとは自分の色を出して行くことができます。

ISAKの生徒は流石にその辺りはすごく上手で、大人の私も学ぶところが大変多いです。

話を戻すと、当キャンプ参加にあたって必要な能力は「コミュニケーションを積極的に取りに行くチャレンジ精神」です。チャレンジしながら失敗したりうまく行ったりしているうちに、自分なりのコミュニケーションの円滑な取り方を肌感覚で会得して行くでしょう。そしてそれは、今後の人生を生きて行く上で重要な能力となるはずです。

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